【書籍紹介】「わが投資術 市場は誰に微笑むか」について解説。

書籍紹介

書籍紹介、わが投資術 市場は誰に微笑むか」 まとめ・紹介記事となります。

個人投資家として、日本株式に取り組もうという方の参考になればと思って。

【話題沸騰 発売3日で5刷12万部突破!】

  • 個人資産800億円超。長者番付1位となった伝説のサラリーマン投資家・清原達郎氏。
  • 咽頭がんで声帯を失い、引退を決めたいま、全人生で得た株式投資のノウハウを明かす。

【新NISA完全対応! すべての投資家のバイブル誕生】

  • 私には後継者がいない・・・。
  • ならばすべてのノウハウを全部世の中に「ぶちまけてしまえ」という気持ちになった。
  • 今や株式市場は「個人が自由に儲けることができる市場」です。
  • 2024年からは新NISAも始まりました。「やらなきゃ絶対損」という個人にとっては夢のような制度です。(本書より抜粋)

【株式投資に才能など存在しない。】

  • 「自分の失敗からどれだけ学んだか」だけだ。
  • 10年以内に起きる、破滅的リスクとは。

“3つの秘策”で損失を防ぐ!

「株式投資で損をしない方法」として、自身に課してきた3つの秘策を明かす。

(1)株価が大きく上昇して売却益が出たときにそれを絶対に株式投資以外のことには使わない。別の株式に投資するか、将来の損失に備える『株式損失準備金』として普通預金にしておく。

(2)株価が下がって含み損になった時、その分、生活費を切り詰める。下がっても絶対に売らない。株価が買い値に戻ったら以前の生活水準に戻す。すると、節約分の現金がたまる。

(3)投資以外のことに使っていいのは配当金だけ。清原氏の至言を理解できれば、魅力的な株式投資の世界はあなたにも開かれるはずだ。

ひとり株
ひとり株

・過去の仕事遍歴や投資手法が出し惜しみなく開示されており、興味深い内容でした。

・中級者程度の投資経験者であっても、結構難しい内容の本かと感じます。

・金融業界に勤めている方であれば、多少理解しやすいかと思います。

目次・各章・まとめ(抜粋)

  • はじめに

  • 第1章 市場はあなたを見捨てない

  • 間違っても損をするとは限らない 正しかったら儲かるとは限らない
  • 投資のアイデア=株価に織り込まれていないアイデア
  • 投資の第一歩は「常識を疑う」こと
  • すべての情報にはバイアスがかかっている
  • 情報収集に金をかける必要はなし
  • 投資家は相場に勝てるのか
  • パッシブ運用vs.アクティブ運用
  • ほか・・・

  • 第2章 ヘッジファンドへの長い道のり

  • 野村證券入社──抱いた「強烈な違和感」
  • 損をする個人投資家のパターン
  • 北尾吉孝氏に救われる
  • 軍曹
  • 「腐れ玉」の行方
  • 「ロング・ショート運用」の夜明け
  •  ほか・・・

  • 第3章 「割安小型成長株」の破壊力

  • 実は役に立たない「PBR」
  • キャッシュニュートラルPERの問題点
  • 「1段階モデル」は低PER株に有効
  • 金利が上がると、高PER株は不利?
  • 「イメージの悪い業界」こそチャンス
  • バリュエーションの梯子を上る
  • 資金100万円で「割安小型成長株」投資
  • 「成長株投資」と「バリュー投資」の違い
  • マザーズ(グロース)は「最悪の市場」
  • 「トレンドフォロワー」と「コントラリアン」
  • ほか・・・

  • 第4章 地獄の沙汰は持株次第─25年間の軌跡

  • K1ファンドの運用スタイルの変遷
  • ファンドのパフォーマンス
  • 「パーティーが始まったら我々は帰ろう」
  • 小型株投資は運用資産が少ない方が有利
  • ITバブルーーテック株ショートで大損害、「やけくそ」
  • ほか・・・

  • 第5章 REIT─落ちてくるナイフを2度つかむ

  • まさかのIPO「20億円分」当選
  • リーマンショックとREIT暴落

  • 第6章 実践のハイライト─ロング

  • 7章 実践のハイライト─ショート・ペアートレード

  • 個人投資家には個別銘柄のショートは勧められない
  • ショートの分散投資はおろかな行為
  • 日経225指数の闇
  • ようやくわかったショートの勝ち方
  • ほか・・・

  • 第8章 やってはいけない投資
  • ESG投資はナンセンス
  • 未公開株は決して買ってはいけない
  • 金融商品の手数料にはご用心を
  • ほか・・・

  • 第9章 これからの日本株市場

  • 10年以内に起きる破滅的リスク
  • 今後の日本株を取り巻く環境「8」の予想
  • 縮小を続ける内需
  • 日本株ショーテッジ時代の到来
  • 日本人の英語下手は危機的なレベル
  • ほか・・・

  • エピローグ 引退
ひとり株
ひとり株

・非常に生々しい著者の思考・エピソードが多く含まれていますね。

・基本的にはヘッジファンドを作り、割安小型成長株で儲けた内容。

・日本人の英語下手は危機的なレベルは、身に沁みますねぇ。

著者・編集・商品情報

  • 清原 達郎 (きよはら たつろう)

  • 1981年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業。
  • 同年、野村證券に入社。海外投資顧問室に配属。
  • スタンフォード大学で経営学修士号(MBA)取得。
  • 1986年、野村證券NY支店に配属。
  • 1991年、ゴールドマン・サックス証券東京支店に転職。
  • その後、モルガン・スタンレー証券、スパークス投資顧問。
  • 1998年、タワー投資顧問で基幹ファンド「タワーK1ファンド」をローンチ。
  • 2005年、発表最後の高額納税者名簿(長者番付)で全国トップに。
  • 2023年、「タワーK1ファンド」の運用を終了し退社。
  • はじめての本書籍を発表する。

  • 【発売日:  2024年03月01日頃】

  • 著者/編集:  清原 達郎(著)
  • 出版社:  講談社
  • 発行形態:  単行本
  • ページ数:  320p
  • ISBN:  9784065350355



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