「有能の境界」という思考とは?何か【社会・経済分析】

経済分析

有能の境界とは?

  • 有能の境界(Circle of Competence)」とは、普段私達の身の回りの出来事は全て、4つの象限に分類する事が可能である、という考え方をさします。
  • 下記図の通り、自分で頑張ってもどうにもならない事象と、自分が影響を与えるコトが可能な対象との間には、「主体性」がある。
  • 横軸に「将来」と「過去」、縦軸に「自分」と「他人」、の4象限へ明確に境界線を分けるコトが可能です。
  • 結論から言うと、影響を与え変えるコトが可能な唯一の事象は、「自分」と「将来(未来)」の範囲だけであると考えられます。

(出典:トウシル楽天証券

他人の過去の出来事(表左下)

  • ①他人/自分以外の過去の出来事について
  • 例えば、有名人や著名人の不倫・離婚報道や、芸能人のエンタメネタなどがこちらの象限に該当します。
  • 極論を述べるなら、これらは完全に「どうでもよい他人事」と、考えられます。
  • 通常は自分に一切不利益なども発生しないので、1秒たりとも有限な自分の時間を費やすべきではない事柄となります。
ひとり株
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  • 重要度は:(
  • 自分の過去の出来事(表左上)

    • ②自分に関わる過去の出来事について
    • 例えば、試合に負けた、試験に落ちた、告白してフラれた、などがこちらに該当します。
    • 実際に過去の自分に起きてしまった事柄で、それに至ったプロセスや事実は一切変えようがない。
    • ここで最も大切なコトは、失敗した内容を「即座に検証・改善」し、いかに次の将来で活かせるか否かとなります。
    ひとり株
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  • 重要度は:(

  • 他人の将来の出来事(表右下)

    • ③他人/自分以外の将来の出来事。
    • 他人への影響を与えるコトは、多少なりとも可能かもしれない。
    • しかしながら、相手の意思決定を完全な形でコントロールするのは不可能。
    • 極論を言うと、家族や親族であっても自分とは異なる「他人」である。
    • 現実的には、全力で自分の時間や労力を使うべき対象では必ずしもない。
    ひとり株
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  • 重要度:(
  • 自分の将来の出来事(表右上)

    • ④自分に関わる将来(未来)の出来事
    • こちらの象限こそ、1秒たりとも無駄にせず、全集中すべき所となります。
    • 投資においては、自分の「時間や労力」×「お金や資産」など。
    • 自分でコントロールできるのは自分の「将来(未来)」のみです。
    • 人生の優先順位や選択肢を考える際は、この「有能の境界」という考察が大変役に立つと思います。
    ひとり株
    ひとり株

  • 重要度:(
  • 最重要となります!



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